宋一鳴に飼いならされた「籠の鳥」・葉桜桜は、婚礼の演奏中、秦晟陽に真実へ導く手がかりを残した。それは、自らの傷痕を武器にした脱出劇の始まりにすぎない。彼女の背中に刻まれた「宋」の烙印、そして地下室に囚われた少女たち―その秘密が明らかになる時、歪んだ一族の支配構造が暴かれる。秦晟陽は、彼女が己の「刃」となるか、それとも「新たな囚人」に堕ちるかを見極めようとする。一方、宋一鳴の執着は狂気の淵へと達していく。やがて解き明かされる真相は、二つの世家が、愛と支配、人性の闇を懸けて繰り広げる決戦の図であった。