誕生日を無視され続けた私は、自分から消えた
私の家族は、誰も私の誕生日を覚えていなかった。 イーサンの誕生日には、1か月前から予約していたステーキハウス。クロエの誕生日には、シックス・フラッグスへ遊びに行って、母は「うちの可愛いお姫様、誕生日おめでとう」とインスタに写真を何枚も投稿していた。 でも、真夏の7月19日生まれの私の誕生日は、いつも忘れられていた。 18歳の誕生日。私は朝早く起きて、メイクをして、リビングのソファで家族を待っていた。でも、母はクロエのダンスバッグを持って私の前を通り過ぎ、「お昼は自分で温めてね。クロエを特別レッスンに連れていくから」と言い、父はイーサンを連れて、ボール遊びへ出かけていった。 正午になっても、私は一人きりで、家族のグループチャットに、「今日、私18歳になったよ!🎉」と送ってみたけど、返事はなかった。 夜7時、家族が帰ってきた。食卓にはイーサンのリブと、クロエのマカロニとチーズが並べられていた。ケーキもキャンドルもなければ、誕生日の歌もない。家族にとって、何ひとつおかしなことはなかった。 みんなには誕生日があるのに、私だけにはなかった。でも、私はもう18歳。自分の行き先は自分で決められる。