3匹の子竜と秘密の継承者
ヴィール王国の不遇の王女セレナは、婚約者と義姉に裏切られ、「晨火の霊核」を奪われて深淵へと突き落とされた。奪われた力は不死鳥の祝福だと思われていたが、その正体は炎の中に新生の力を宿す双翼の火竜、晨火の巨龍だった。一命を取り留めた彼女は、思いがけず3匹の子竜を出産する。2匹は手元に残ったが、もう1匹はドラカリ王庭の君主カエルに引き取られてしまう。5年後、セレナは子どもたちと共に帰還する。彼女は「晨火の霊核」を取り戻して仇を討ち、魔法の遺物の手がかりを追って中界、そして上界へ。戦いの中で、彼女の血脈や3匹の子竜が、各国の王室や魔術教団、古のドラカリの血脈を巻き込む恐ろしい陰謀に繋がっていると知る。母の生存とレイン家への輿入れを知ったセレナは結婚式に潜入するが、同じ屋敷にカエルが離れ離れになった息子を連れて来ていることなど知る由もなかった。